1. リード
補助金(教育訓練給付)を使うと決めたら、次の関門はこれです——「で、どの講座なら対象なの?」
ここを間違えると、せっかく受講しても1円も戻りません。逆に言えば、対象に指定された講座から選べば、確実に給付の対象になります。ポイントは1つ。
「受けたい講座」から探すのではなく、「対象講座の中から選ぶ」。
この記事では、厚労省の公式検索システムの使い方、データ/AI・プログラミングの狙い目、そして失敗しない選び方を、順を追って解説します。
制度そのもの(給付率・条件)は柱記事にまとめています。
制度の全体像・いくら戻る・条件は
こちらで総まとめしています
2. 大前提:対象講座は「国が指定」している
教育訓練給付の対象になる講座は、厚生労働大臣が個別に指定しています。どんな講座でも戻るわけではなく、指定された講座を選ぶ必要があるということです。
そして給付の種類(下の3つ)ごとに、指定される講座も戻る割合も違います。
| 種類 | 給付率(基本) | どんな講座か(イメージ) |
|---|---|---|
| 一般教育訓練 | 20%(上限10万円) | 一般的な資格・スキル講座 |
| 特定一般教育訓練 | 40%(条件達成で50%) | 再就職・キャリア形成に直結する講座 |
| 専門実践教育訓練 | 50%(条件達成で最大80%) | 中長期のキャリア形成(データ/AI・専門資格など) |
同じ「データ分析講座」でも、どの種類で指定されているかで戻る額が変わります。 だから「対象かどうか」だけでなく「どの種類か」まで見るのが大事です。
3. 探し方:厚労省の「教育訓練給付金 検索システム」
対象講座は、厚生労働省の「教育訓練給付制度 厚生労働大臣指定教育訓練講座 検索システム」(通称:教育訓練給付金 検索システム)で、誰でも無料で調べられます(リンクは記事末の「出典・参考」に掲載)。
「講座・スクールを探す」を開く
トップページの「講座・スクールを探す」から検索画面に進みます。
2つの探し方から選ぶ
公式に用意されているのは次の2通りです。
・フリーワードで検索する:学校名・講座名・分野や資格名(一部だけでも可)を入力して探す。「データ」「AI」などのキーワードはこちら。
・分野・資格名を指定する:詳細画面で分野・資格名やキーワードを選んで探す。何を学ぶか決まっていない段階ではこちらが探しやすい。
気になる講座の「詳細を見る」を開く
講座名だけで判断せず、詳細ページで中身を確認します。
⚠️「指定期間」と給付の種類を確認
詳細ページの「指定期間」欄を必ず見ます。受講開始日がこの指定期間の中に入っていないと、給付の対象になりません。あわせて、その講座が一般/特定一般/専門実践のどれで指定されているか(=何%戻るか)も確認します。
⚠️ 「載っている=対象」ではありません
公式サイトは、このシステムに指定期間中の講座だけでなく「指定開始前の講座」も掲載していると明記しています。つまり検索で出てきても、受講開始日が指定期間内でなければ給付されません。各講座の「詳細を見る」→「指定期間」欄で必ず確認してください。
そのうえで厚労省は、受講開始日時点でその講座が指定されているかを、給付手続き予定のハローワークと、受講予定の教育訓練施設の両方に確認するよう求めています。手間に見えますが、ここを飛ばすと給付が0円になり得ます。
💡 逆に、検索システムに載っていない講座は対象外です。スクールの広告が「給付金対象」とうたっていても、必ずこの公式検索で裏を取るのが確実。指定は講座ごとに期間が決まっているためです。
4. データ/AI・プログラミングは狙い目
幅広い対象分野の中で、当サイトが注目するのはデジタル系(データ/AI・プログラミング)です。理由は2つ。
- 給付が手厚い枠に多い:データ分析・AI・プログラミングなどは、最も還付率の高い「専門実践教育訓練」の指定を受けているものが多い傾向(=最大80%が狙える枠)。国が「これからの時代に必要」と位置づけている分野だからです。
- 需要が伸びている:どの職種にもデジタルが入り込む今、学びの費用対効果が高い。
具体的には、検索システムでこうしたキーワードで探すと見つかりやすいです。
- データサイエンス/データ分析
- AI・機械学習
- Web・プログラミング(Python等)
- ITパスポート等の資格系
5. 失敗しない選び方(3つの確認)
対象講座は数が多く、「対象」というだけで選ぶと後悔します。次の4点を確認してください。
- ① 受講開始日が「指定期間」内か:前述のとおり、ここを外すとそもそも給付されません。詳細ページの「指定期間」欄で確認。
- ② どの種類で指定されているか:同じ内容でも、専門実践なら最大80%、一般なら20%。戻る額が大きく変わる。
- ③ 修了できる現実的な講座か:給付は修了要件(出席率など)を満たして初めて支給。挫折すると0円。期間・学習時間・質問しやすさを見る。
- ④ 実質いくら払うのか:「対象」より「給付後にいくら自己負担するか」で比べる。ここが本当の選択基準です。
とはいえ、対象講座の一覧から「どのスクールが自分に合うか・実質いくらか」まで読み解くのは大変です。そこで——
対象講座の中でも、給付後の「実質負担額」でスクールを比較しました。
50代・未経験でも続けやすいかも含めて整理しています。
6. まとめ
- 対象講座は国が指定。「受けたい講座」からでなく「対象講座の中から選ぶ」。
- 探し方は厚労省の公式検索システムの「講座・スクールを探す」→「フリーワード」または「分野・資格名」の2通り。広告の「対象」表示は必ず公式で裏取り。
- 🔴 「載っている=対象」ではない。受講開始日が「指定期間」内である必要がある(指定開始前の講座も掲載されているため)。ハローワークと施設の両方に確認を。
- データ/AI・プログラミングは、手厚い専門実践に多く狙い目。
- 選ぶときは「①指定期間内か ②どの種類か ③修了できるか ④実質いくらか」の4点で。
次は、対象講座の中から給付後の実質負担で具体的にスクールを比べるステップです。
「対象かどうか」の次は「実質いくらか」。
データ/AI・プログラミングスクールを給付後の負担額で比較しました。
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出典・参考(一次ソース)
本記事の給付率・講座指定の仕組みは、以下の公的機関の情報に基づきます(2026年7月時点で確認)。制度は改正されるため、利用時は必ず最新の公式情報とハローワークでご確認ください。
- 教育訓練給付金 検索システム(教育訓練講座検索システム)|厚生労働省 ← 対象講座はここで探せます
- 教育訓練給付金|ハローワークインターネットサービス(厚生労働省)
- 教育訓練給付金の講座指定について|厚生労働省
最終更新日:2026年7月22日
ご利用にあたって
本記事は最終更新日時点の公的機関の情報をもとにした一般的な解説です。補助金・給付金の制度や条件は改正されることがあり、対象になるか・実際に受け取れる金額は個人の状況によって異なります。お申し込みや申請の前に、必ず最新の公式情報およびハローワーク等の窓口でご確認ください。最終的なご判断はご自身の責任でお願いします。本記事の情報にもとづく行動によって生じた損害について、当サイトは責任を負いかねます。
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